プロジェクト概要
平将門とは?平将門(生年不詳―940)は平安時代中期、私の出身地である千葉県を領地とする豪族の家に生まれ、 数年の宮仕えの後に関東に戻りましたが、 当時関東に住んでいる人々は富士山の噴火により作物が実りにくく、 さらに中央から派遣されて来る役人が財産や食糧を強引に奪っていたため、飢えと貧しさに苦しんでいました。
その現状を変えるために自ら立ち上がり、一族の人間や役人、最終的には国家の象徴である朝廷を敵にまわしながらも、貧困に苦しむ人々を助けようとした人物です。
結果として将門は、朝廷から派遣された藤原秀郷・平貞盛の両名に討たれてしまい、 関東を独立させる、という夢を成就することはできませんでしたが、今でも将門の伝説が各地で残っており、将門が祀られている神社も各地にあります。
なぜ平将門なのか?
かつて私は、「新皇と名乗って朝廷に刃を向けた反逆者」 程度の認識ぐらいしかありませんでしたが、 将門が立ち上がったのは災害や国司からの搾取に苦しむ人々を救う ために、自らの「武」を以って関東を独立させ、 朝廷からの圧政を終らせようとしたのだということが調べていくうちに分かってきました 。
現代において、 果たしてそこまでの信念を持って何かを変えようとする人がいるでしょうか?
そんな「弱きを助け、強きを挫く」の精神を持ち、 たとえ巨大な存在を敵にまわし、周囲から敵視されても、 自らの志を貫き通す将門に惹かれました。
調べていくと、千葉県の博物館では平将門の展示が行われていて、千葉県でも慕われているんだ、ということが分かりました。
また、夏には京都へ行って将門ゆかりの地を訪ね、朝敵であった将門の存在は京都でも大きいのだ、と感じました。
しかし、 千葉県の方にお話を聞いても平将門が千葉県に関係がある人物だということを知っている人は少なかったので、 私が調べて発信していきたい、と考えたのです。
決意表明
そして今回、本格的に平将門の魅力を発信するための活動を始めます。
私と一緒に将門ゆかりの地へ行って学んでくれる方、 私に将門のことを教えて下さる方を募集しております。
活動報告は随時更新させていただきますので、 応援をよろしくお願いいたします!そして、11月中旬、『平将門』偉人伝の講義を開催します。私が調べてきたことを分かりやすく解説する予定です。
席は10~20ですので、講義チケットを持っていらっしゃる方を優先的にご案内いたします。また、当日来られないと言う方の為にWeb配信も行いますので、どうぞご覧ください。